「社会人になってからバンドをやりたい」と思っているのに、なかなか一歩が踏み出せない人は多い。
学生の頃と違って自由な時間は減った。周りに音楽をやっている友人もいない。楽器は弾けるのに、一緒にやる仲間がいない。そんな状況でも、社会人からバンドを始めることは十分できる。
この記事では、社会人がバンドを始めるための具体的な方法をまとめた。
社会人バンドのリアル
まず知っておいてほしいのは、社会人バンドは学生バンドとは別物だということだ。
週5日働いて、練習に使える時間は週末だけ。メンバー全員のスケジュールを合わせるのが最初の壁になる。それでも、社会人バンドには学生バンドにはない強みがある。
社会人バンドの強み
- スタジオ代・機材代を自分で出せる
- 目的意識がはっきりしている人が多い
- 「楽しく続ける」という共通認識が生まれやすい
- 人間関係のトラブルが比較的少ない
社会人バンドは「緩く長く続ける」スタイルが向いている。毎週練習できなくても、月2回のスタジオで着実に曲を仕上げていくやり方で十分楽しめる。
仲間の見つけ方
職場・身近な人に声をかける
意外と見落とされがちなのが、職場や身近なコミュニティだ。「楽器をやっている」と話すだけで、同じく音楽好きな人が名乗り出てくることがある。社内サークルや趣味のコミュニティで声をかけてみるのが最初の一歩だ。
セッションイベントに参加する
社会人ミュージシャンが集まるセッションイベントが、ライブハウスやスタジオで定期的に開催されている。「初心者歓迎」「社会人限定」などのイベントを探して参加すると、同じ境遇のミュージシャンと出会いやすい。
演奏を通じてお互いのスタイルを確認できるので、バンドを組む前の相性チェックとしても機能する。
マッチングサービスを使う
楽器・ジャンル・エリアで絞り込んでメンバーを探せるマッチングサービスが、社会人バンドの仲間探しに向いている。プロフィールに「社会人・月2回活動希望」などの条件を書いておくことで、同じ活動スタンスの人と出会いやすくなる。
Gigniteでは、活動エリアや楽器でミュージシャンを絞り込んで探せる。プロフィールに自分の活動スタイルや希望を書いておけば、条件の合う人からコンタクトが来やすくなる。登録は無料だ。
練習場所の確保
社会人バンドの練習場所は、音楽スタジオのレンタルが基本だ。
スタジオ代は1時間あたり2,000〜3,000円程度が相場で、人数で割れば一人当たりの負担は大きくない。月2回・2時間の練習であれば、一人あたり月2,000円程度で続けられる。
スタジオを選ぶポイント
- メンバー全員がアクセスしやすい場所
- 希望する曜日・時間帯に空きがあるか
- 設備(ドラムのグレード・アンプの種類)
- 会員登録で割引があるか
定期的に同じスタジオを使うと、スタッフと顔なじみになり融通が利くことも多い。気に入ったスタジオを「ホームスタジオ」として固定するのがおすすめだ。
時間の作り方
社会人バンドで最大の課題は「全員のスケジュールを合わせること」だ。
月2回を死守する
週1回の練習にこだわると、一人でも予定が合わない月が続いてバンドが自然消滅しやすい。最初から「月2回・第2と第4の土曜日」のように固定してしまうのが長続きのコツだ。
グループLINEで調整を効率化する
毎回メッセージで日程調整していると時間と手間がかかる。「来月の練習は第2土曜14時で固定」のようにルールを決めて、変更があるときだけ連絡する方式にすると楽になる。
1回の練習に目標を持つ
「今日は○○の曲を通して演奏できるようにする」という目標を決めてからスタジオに入ると、練習の密度が上がる。漫然と弾くだけの練習は、忙しい社会人には続けにくい。
最初の目標設定
バンドを始めたら、最初の目標を決めておくのがおすすめだ。
「半年以内に1曲完成させる」「1年以内にライブハウスで1本ライブをやる」など、具体的な目標があるとメンバーのモチベーションが続きやすい。
ライブハウスの出演は、初心者バンドでも敷居は低い。「出演者募集」を掲げているライブハウスに問い合わせれば、初ライブの機会を作ることができる。「いつかライブをやりたい」という漠然とした目標より、「○月に出る」と決めてしまう方が練習に熱が入る。
まとめ
社会人からバンドを始めることは難しくない。仲間の見つけ方・練習場所・時間の作り方のコツさえ押さえれば、忙しい毎日の中でも音楽を続けられる。
大切なのは「完璧な環境が整ってから始める」のではなく、「今できる範囲で始めてみる」ことだ。一人でも仲間が見つかれば、そこからバンドは動き出す。
Gigniteでは、社会人ミュージシャンが活動スタイルや希望条件を書いてメンバーを探せる。まずはプロフィールを作るところから始めてみてほしい。